水素をめぐる注目すべき2018年の出来事

水素をめぐる注目すべき2018年の出来事

今年はとても素晴らしい一年となりました。共に歩んできたすべてのパートナーの皆さまに感謝いたします。水素協議会は大きな節目を迎えました。このことは協議会のメンバーだけでなく、数多くの関係者との協力関係とパートナーシップがなければ不可能でした。人々は皆、グローバル水素経済に注目しており、協議会はその指導的立場にあることを誇りとしています。今年、水素セクターが達成した全体的な進歩は、極めて重要なものです。2018年には、自動車製造が進展し、多くの関係者から重要な計画が発表されるなど、市場構築の促進が見られました。燃料供給ステーション、power-to-gasプロジェクト、大規模なサプライチェーンの展開など、多くの事例がすでに進行しており、すべてが拡大基調にあります。ドイツでは最初の水素駆動型列車が営業運転を開始しました。日本では、大規模水素生産工場の建設が開始しています。Equinorは、英国で暖房装置の脱炭素化のためのロードマップを策定しました。そして、中国のいくつかの地域では、大規模な水素活用のための重要開発計画が策定されています。本年の年末までに、1万台近くの自動車が実用に供され、数百メガワット(MW)級のpower-to-gasプロジェクトが複数策定され、数十万ユニットの定置電源が稼働することになります。そして、未来のエネルギー源としての水素の役割のビジョンが現実のものとなっています。また、特に注目すべきなのは、最近、The Economist誌がTechnology Quarterlyで世界のエネルギー体系を脱炭素化するための「最も有望な」技術的ソリューションとして、水素に着目した一連の記事を掲載したことです。定評ある刊行物によるこのような妥当性確認は歓迎すべきことであり、このような事例のさらなる拡大が望まれます。急速な水素の活用が拡大しており、この強力な流れと勢いを継続させることは当協議会の任務です。私たちは、新年に向け、その実現を計画しています。2018年の実績を土台としてさらなる進展を図る上で、皆さまも協議会に力を合わせていただけるよう願っております。当協議会が発表するニュースを皆さまのネットワークで共有し、世界に水素についての情報を普及させる活動にご協力ください。来年は協議会にとって大変重要な一年であり、2019年も熱意を新たにして邁進していきます。新年初の活動として、ダボスの世界経済フォーラムで皆さまとお会いできることを楽しみにしております。

2018年の水素協議会の業績

協議会は、昨年達成した業績をとても誇りに感じています。以下にそのハイライトと感動の瞬間を回想したいと思います。

1. 水素の活用を韓国政府と戦略化

2月、ソウルで開催された国際水素エネルギーフォーラムにおいて、韓国の国会議員団と協議会のステアリングメンバーのグループが一堂に会しました。韓国政府とのこの戦略会議はこれまでに類を見ないものであり、韓国にける水素技術の活用方法が重点的に取り上げられました。詳しくは、こちらをご確認ください。

2. Mission Innovationと共に「水素イノベーションチャレンジ」の立ち上げを支援

5月、協議会はデンマークとスウェーデンが共同で開催した第9回クリーンエネルギー大臣会合(CEM)に参加しました。協議会のWoong-chul Yang共同議長とPierre-Etienne Franc共同事務局長はMission Innovation(MI)およびCEMが主催したハイレベルの円卓会議にそれぞれ参加しました。協議会は、このイベントの最中に、新たな「水素イノベーションチャレンジ」の着手を正式に支援し、水素のグローバル市場での展開を加速するための国際協力を促しました。詳しくは、ここをご確認ください。

3. 米国ワシントンでのエネルギー担当の政府高官との初の会合

6月、水素協議会は、2018年燃料電池・水素エネルギー協会フォーラムの機会にワシントンDCを訪れました。メンバー企業である3M、Hyundai、Plug Power、トヨタ自動車の各社が燃料電池の進化や投資機会などのテーマを議論するパネルプレゼンテーションに参加しました。同時に、ワシントンDCで、協議会の代表者はエネルギー省(DOE)の2018年水素燃料電池プログラム成果評価会議(Hydrogen and Fuel Cells Program Annual Merit Review)にも参加しました。この会議のハイライトとなったのがDOEのDan Brouilletteエネルギー副長官と、水素協議会代表団との円卓会合で、米国にとっての水素技術の価値について討議しました。詳しくは、こちらをご確認ください。

4. 中国北京で、水素に関する前例のないフォーラムに400超のステークホールダーが結集

6月、水素協議会は北京で水素産業開発イノベーションフォーラムに参加しました。EV100、Hydrogen ChinaおよびInternational Hydrogen Fuel Cell Associationと共催されたこのイベントは国連開発プログラムの支援を受け、400を超えるステークホールダーが集まり中国における水素の活用と未来に関する生産的な情報交換が行われ、協力のための新しい分野が模索されました。詳しくは、こちらをご確認ください。

5. 米国サンフランシスコのグローバル気候行動サミットに世界のリーダーが結集

9月、水素協議会は、グローバル気候行動サミット(GCAS)に並行して、米国サンフランシスコで第3回年次CEOイベントを開催しました。当日は、100名を超えるCEOと役員が集まり、水素のグローバル市場の展開、水素とICT(情報電気通信テクノロジー)の連携の可能性、協議会とパートナーが優先的に取り組むべき活動などのテーマをめぐって、ネットワーク作りと協力関係構築を行いました。協議会の 共同議長である Benoît Potier氏とWoong-chul Yang氏は、GCASで協議会を代表し、2030年までに輸送における水素燃料の100%を脱炭素化することを目標とする協議会のコミットメントを発表しました。詳しくは、こちらをご確認ください。

6. 「Hydrogen, Scaling Up」において水素がどのように持続可能な成長に貢献できるかを説明

Hydrogen, Scaling Up(水素市場の拡大)の報告書がCOP23で初めて発表され、その勢いを継続するため、協議会はネット上のキャンペーンを立ち上げ、セクターを超えたグローバルな水素活用の拡大のためのロードマップと、拡大によるメリットを示しました。ロードマップでは、主な所見と共に、水素による環境と経済への効果の可能性について明確に説明しています。詳しくはこちらをご確認ください。

7. アジア、ヨーロッパ、北米全域で水素先駆者のメンバーシップが4倍に増えて53社に

水素協議会は本年、14社の新規メンバーをお迎えしました。以下の各企業に、協議会へのコミットメントと、これまでのご尽力に対し、心より感謝の意を表します:AFC Energy、Airbus、Air Products、Cummins、EDF、Johnson Matthey、KOGAS、三菱重工、Re-Fire Technology、SINOPEC、Southern California Gas、住友商事、三井住友銀行、およびthyssenkrupp。水素協議会は現在53社の大手企業により構成されています。これらは、11か国にまたがり380万人の雇用と1兆8000億ユーロの利益を生み出しています。詳しくは、こちらをご確認ください。

8. エキスパートの力を集めて水素とデジタルの融合を取り上げた「Hydrogen Meets Digital」を作成

水素協議会はシリコンバレーで影響力を持つ人たちとつながり、新しいディスカッションペーパーであるHydrogen Meets Digital(水素とデジタルの融合)を発表し、水素がデジタル時代の経済の脱炭素化にどれほど役立つかに特に注目しました。データセンター、自動運転車、垂直離着陸(VTOL)や、刺激的なその他のイノベーションも取り上げています。この報告の全文をぜひお読みください。または、ツイッター(#hydrogenmeetsdigital)もしくはLinkedInで水素がどのように未来をリードしていくかについての重要な事実と知見をご確認ください。報告書はこちらでご覧いただけます。

さらに情報を得るには ツイッターで協議会をフォローしてください!

今年、水素協議会のオンラインコミュニティーは大きく成長し、フォロー数は1月以来倍増しました。@HydrogenCouncilをフォローし、水素に関するニュースと協議会の最新情報を入手して、協議会を応援してください!

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