投資家

投資家と水素経済

2017年9月18日、水素協議会は初回の「水素:拡大へ準備完了」と題する投資家デーを開催しました。New York Climate Weekの関連イベントである、画期的なこのイベントには160を超える投資家、業界エキスパート、政策関連のステークホールダーが結集しました。

パネルでは、「水素はエネルギー移行をいかに後押しするか」、「なぜ、今、水素関連技術の市場投入が可能と判断されているのか」が取り上げられ、既存のビジネスケースと投資機会について議論が行われました。また、大規模な活用に必要となる戦略とツールについても議論が交わされました。

水素協議会のメンバーのプレゼンテーションだけでなく、業界のゲストとステークホールダーも水素市場のさまざまな要素、水素活用のニーズ、市場展開などを紹介しました。

プレゼンテーションはすべてこちらで閲覧し、ダウンロードすることができます。

イベントの主な結論:
 
  • 技術的進歩の大部分はこの10年間に成し遂げられ、この期間全体でコストが20分の1に低下しました。
  • 現時点で、さまざまなセクターとすべての水素バリューチェーンで、水素生産(電解装置など)、水素ステーション、フォークリフト、自動車、バス、列車、暖房機器、電力システムなどの商用製品が市販されています。
  • 世界中の製造能力が拡大しており、今後数年のうちにさらなるコスト低下が見込まれます。米国、カナダ、ドイツ、日本、韓国、中国などで工場の新設が発表されています。
  • これらの発展は大規模OEM、専門的な中小企業、革新的な新興企業からなる高密度のエコシステムにより推進されています。
  • マテリアルハンドリング、商用の社有車両(タクシー、バス等)などの一部の市場は、コスト競争力のある製品を活用して、すでに十分に活性化しています。
  • 明確な政策支援を受けて、すべての対象市場で指数関数的成長が進んでいます。
  • 規模拡大の達成に技術的なボトルネックは存在していませんが、前倒しの投資が必要です。このためには、世界の水素ステーションの数を、今後5~7年の間に300から3000へと格段に引き上げる必要があります。この期間、投資は10倍に伸びるものと考えられます。
  • 製品開発から、製造ライン、水素インフラまで、バリューチェーンのどの部分も投資を必要としています。投資家は早めに参入することをお勧めします

大規模活用はすでに実現しつつあり、これを官民両方の関係者が支持しているので、水素は優れた投資オプションとして具体化しようとしています。

主要な規制当局と業界規模での、水素の拡大およびさらなる活用に対する後押しがありました。世界の多くの国が、大規模な共同投資とパートナーシップの育成のための基礎をすでに整えています。